【済生会横浜市東部病院】での出産レポートと入院中のスケジュールです。
お産ってどんな流れなの?
病院ついたら何するの?
とくに初産の人はお産の流れがわからず不安ですよね。
わたしも右も左もわからず時が過ぎて不安でした。
出産は妊婦さん100人いたら100通りのお産があって、ほんとうに参考程度にしかならないと思いますが東部病院での分娩の様子や、入院のイメージが伝われば嬉しいです。
これって前駆陣痛?
入院となるその日は午前中に出産予定日前、最後の健診がありました。
赤ちゃんは推定3600g、子宮口は4cm開いてて赤ちゃんの頭も触れるとのこと。
先生「念の為、ちょっと剥がしますね〜。少し痛いですよ」
これが噂の内診ぐりぐりか!!と構えましたが、そんなに痛くありませんでした。と余裕こいてましたが、内診終わったあとから子宮口にじんじんと鈍痛が・・・。陣痛につながるといいなと帰宅しました。
13時頃帰宅してテレビを見ていると、弱〜い生理痛?気のせい?というような痛みに気づきました。
測ってみるか〜と軽い気持ちで痛みを感じたらアプリで測るを繰り返していると・・・
まばらではありつつも等間隔で痛みがきて1分程度持続しているのに気づきました。気づいてしまったからには心臓バクバクです。陣痛なのか前駆陣痛なのかもわかりません。
とりあえずはいつ出陣になってもいいように陣痛バッグ、入院バッグを再度確認しました。
突然の破裂音
ずっと痛みの間隔をアプリで測りながら緊張して過ごしていました。間隔が開いたりもしながらも弱い痛みが変わらず続いていました。
今日は陣痛に繋がらないかぁ〜と、22時頃ベッドでゴロゴロしていました。寝返りをうったときです。
「バンッ!」
お腹の中で風船が破裂したような音が聞こえました。間違いなくお腹の中から聞こえました。
と、同時に温かい水が出ているのがわかりました。すぐに破水したと気づきました。やばい!と立ち上がると、バシャっと大量に出ました。破水ってちょろちょろって出るんじゃないの?とパニックでした。
とりあえず叫んで旦那を呼び陣痛タクシーを呼んでもらい、わたしは東部病院へ電話しました。
電話先の看護師さん?助産師さん?は淡々と冷静で「はい、じゃあきてください」とのことでした。
事前に東部病院からもらっていたお産のノートには、破水は帰されることなく入院になると書いてありました。
ついに始まった陣痛
東部病院に向かっている途中、明らかに強めの生理痛が始まりました。痛みの波がきているときは、会話はできるけど集中できないような痛みです。ですが、元々生理痛重めなのでまだ余裕の痛みでした。
↑破水で歩くとバシャバシャ出てくるので車椅子でした。まだ余裕でピースしてます。
23時頃東部病院に到着、内診してもらうと6〜7cm開いているとのことでした。
今そんな開いてるなら夜中には生まれる?とか呑気に考えていましたがこのあと地獄みてます。
そこからどんどんどんどん痛みは強くなっていき、波がきているときは太ももをつねったり寝転がっているととてもじゃないけど耐えられなくなってきたため、ずっと立って過ごしていました。
旦那も腰をさすったりしてくれますが、痛過ぎてさする場所違うとイライラ(笑)
3時頃になると痛む位置も下に下がってきて、お尻が押される感覚があったため助産師さんにみてもらうと子宮口は8cmまで開いていました。
「ま・・・まだ全然生まれないですか・・・」と聞くと、
「うーん、まだ赤ちゃん降りるスピードがゆっくりですね〜・・・」との返答に絶望。
子宮口全開だけど赤ちゃんは降りてこない
痛みに耐えながら立って過ごし、次第に外も明るくなってきました。
8時頃、助産師さんにみてもらうと子宮口全開とのこと!
ただ、赤ちゃんの頭の位置がまだ全然高いみたいで下がるよう導尿をしてもらいました。
赤ちゃんが下がりきってないため、いきんじゃだめ。とにかくいきまないように逃しますが、これがまたきつい。
子宮口全開となると、痛みも2分おきとかにきます。痛みはもうかなり強いです。痛みに強い自信はありますが、痛過ぎて「う・・・」と声が漏れるのは初めてでした。
隣の陣痛室でも頑張っている方がいるようで「きゃーーーー!!」「いたーーい!!」とずっと聞こえていて旦那と一緒に、わたしはその叫ぶ痛みの領域にいるのか?と、その方の声が怖くなってきました。
赤ちゃん、一緒にがんばろうね。と、痛みがない間にパシャリ。
10時。朝食も一口も食べれず、痛みと立ちっぱなしでそろそろ疲労困憊。
ここまでで、陣痛始まって11時間です。助産師さんがきてみてもらいますが、赤ちゃんはゆっくりだけど降りてきているとのこと。赤ちゃんを包んでいる膜を破って、降りやすくしようとしますが破れず・・・。
「全開になってから2時間経過してしまったため、促進剤をいれて痛みを強くしましょう」と言われました。
え・・・?
これ以上強くなるの・・・?
そんでまだ生まれないの・・・?
正直頑張る希望がどんどん薄くなってしまっていて、疲労で無でした。
促進剤で痛みは限界突破
促進剤を入れてから痛みは強くなって、よくタンクローリーで轢かれる痛みとか言いますが、そんな往復で轢かれているような痛みが1、2分間隔で襲ってきます。
ひたすら無言で耐える。耐えるのみ。
12時半頃、赤ちゃんを包む膜をついに破ると温かい水が流れる感覚がありました。
その後もどんどん痛みが強くなってきて、痛すぎて、こ◯してくれとずっと思ってました。
ひたすらいきみたいのを逃していると、みにきた担当ではない助産師さんに「え?なんで我慢してるの?いきんで」と怒られる(笑)内心、いや言ってくれないとわからんわーーー!!!
そこからいきんでいきんでいきみまくりますが、すでに夜通し立ちっぱなし、朝食、昼食食べれずで疲労もたまりいきみたくても力が出ません。
羊水が緑色に。赤ちゃんが苦しいサイン?
14時頃再び導尿のためみてもらうと、つけていたパットに緑色の羊水が。
先生「ずっと緑色でしたか?」
私「ちょっと前のトイレでも濁ってました・・・」
先生「赤ちゃんが自力でなかなか降りてこれてないみたいですね・・・。羊水が緑色は赤ちゃんが苦しいサインなので吸引分娩で出してあげましょう」
この会話の途中にも陣痛は襲ってきて、こんなスムーズに会話できてません(笑)
陣痛がきている時にも容赦なくパット確認のために「腰上げて〜」とか言われました。
いや、無理です。痛みに耐えるのに全神経注いでるのに腰なんてあげれません。正気か?と心の中でそんなことばっか思ってました。
そこからバタバタといろんな方が準備で慌ただしそうでした。
わたしはやっと生まれる?と少し希望の光が。
分娩室の準備ができたとのことで歩いて分娩室に。陣痛がきたら歩けないので分娩室までめちゃくちゃ遠く感じました。
そしてその間に、苦しいサインのことが引っかかって大丈夫なのかと段々心配に・・・。
壮絶な吸引分娩
まさか吸引分娩になるとは思っていなかったので知識もなく、どういったものかイマイチ理解してませんでした。私自身、吸引分娩で生まれていて「しばらくたんこぶがあったんだよ〜」と母親に聞いていたくらいでした。掃除機のようなもので吸引されて生まれてくるのか?というレベル。
ついに分娩台にあがりました。陣痛中痛すぎて動けないのに容赦なく助産師さん?達が足を持ち上げて乗せられます。(笑)
先生「裂けると思うから2cm切っておくね」ジョキ
ジョキって感覚も痛みもあるけど不思議。陣痛が痛すぎて全然痛くない。
助産師「陣痛きたら2回深呼吸したらいきむよ!お腹に体重かけて押すけど、頑張れ!」
私「はい・・・」
ん?体重かけて押すってなに?なんで助産師さんも分娩台の上に膝立ちしてるの?
私「陣痛きました・・・」
助産師「呼吸して〜、いきむよ!」
私「ふんぬぅぅぅぅ」
助産師さん全体重わたしの腹へ!!お、重い!なにこれ!!
こんな状況で3回ほどいきむと何かが股に挟まる感覚。そしてどぅるるると引き出される感覚。
「おんぎゃ〜」
う、うまれた・・・泣
感無量です。そしてあんなに痛かった陣痛は嘘みたいに消えました。
無事生還
赤ちゃんは約3700g そりゃ自力で降りてこられないわけですね。
そして会陰切開2cm +会陰裂傷3cm。5cm縫いました。これがめちゃくちゃ痛かったです。
中も裂けてたみたいで長い時間縫われました。
あと分娩台あがってから地味に気になっていましたが研修医?のような若い先生が棒立ちして
ずっとみていました。え?ふつう患者に許可とらないのかな?
縫われてる時もずっとみられてて「ここはこうやって〜〜して縫って」とか研修医に教えてる・・・
いや、わたしに見せてもいいか聞いてくれない?
これ、出産した中で唯一嫌な記憶です。笑
担当の助産師さんは優しかったんですが、先生はやっぱり冷たいなぁと感じましたね。
総合病院なのでお忙しいのかと思いますが・・・
自分は人生何回とない出産なのでやっぱり気になりました。
話がそれてしまいましたが、出産レポでした!!
数年前なので記憶曖昧な部分もありますが・・・なんとなく東部病院での出産の様子が伝わったら嬉しいです。
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